映画『ゆめパのじかん』が教えてくれた子供の無限の可能性の伸ばし方
映画『ゆめパのじかん』上映会に行ってきました
先々週の日曜、地元(長野県小諸市)の市民交流センターで行われた
映画『ゆめパのじかん』上映会に行ってきました。
奥さんがチラシで見つけて「これ行こう!子連れOKで託児もしてくれるって!」と言ってきて。映画の題材『ゆめパ』のコンセプトに惹かれ私も「観たい!」となり。
そんなわけで6歳と4歳の娘2人(三女と四女)も連れて出かけたのでした。
文字を読むより音声で聴きたい方はこちら↓
『ゆめパ』とは?
正式名称「川崎市子ども夢パーク」
神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場。2000年に制定された「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに官民協同で作られた。工場跡地を利用した約1万㎡の広大な敷地にはプレーパークエリア、音楽スタジオや創作スペース、ゴロゴロ過ごせる部屋のほか、学校に行っていない子どものための「フリースペースえん」が開設されている。未就園児から高校生くらいまで、幅広い年齢の子どもが利用している。
(以上、映画公式サイトより引用)
“夢パークは、子どもが安心してありのままの自分でいられる場です。そのためには、ひとりひとりが大事にされなければなりません。”
“夢パークでは子どもが「やりたい」と思ったことにチャレンジできるように、できるだけ禁止事項をつくらないで「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを大事にしています。”
“押しつけになるようなプログラムはありません。いつ来ていつ帰るか、どのように過ごすかは自分で決めます。”
“他人に気にいられようとか、世間に合わせようとかするのではなく、ひとりひとりがそれぞれのペースで「自分」を大切にできる。だれもが「生きている、ただそれだけで祝福される」そんな場をみんなでつくっていきたいと考えています。”
(以上、ゆめパ公式サイトより引用)
…このコンセプトを読むだけで私は「スゴくいいな〜!」とワクワクしてしまいます。
映画から受け取ったのは「子供の無限の可能性」への確信
私は以前から「不登校は【問題(悪い事)】ではないよ〜。その子にとって必要だから起きている事だよ〜」というような事をお話ししてきました(講座や個人セッションなどで)
でもこの映画で語られているのはそこから更に一歩進んで
「不登校って実は【凄い事】なんだよ」
「不登校になる子は我々【大人の遙か先を行っている】んだよ」
というメッセージでした。
「そうか!そうだよな〜!」と共感と感銘を受けてこの記事を書いています。
「不登校って実は凄い事」
映画の中で語られる西野さん(ゆめパ所長)のこの言葉に
ハッ!そうか!そうだよな…!となりました。
不登校って実は凄い事。それは前例が無い【道なき道】を行くという事。道を模索しながら《やりたい事》《自分の生き方》を探し、《自分で決める》というスゴい事をやっている。
私たち大人のはるか先を言っている子供たち。(西野さん談(*))
そう、社会や親が決めた通りに生きるのが一番ラクですよね(そこに適応できるならね)。
自分の頭で考えなくていいし。無数の選択肢の中から自分に合った道を探すなんてメンドーだし。
そして、フツーの道を行く大多数から外れる選択をするのは怖い事です。マイノリティの道を選択した責任は自分で負わなければいけないしね。
そんな面倒で怖くてシンドいのはイヤだ…と考えるのは無理もない事かもしれない、子供も、そして親も。
でもその《フツーの選択》がどうしても出来なくなる事だってあるわけで。
そんな時、直面するのが…
学校に行かなくても多様に学べるよ”って周りの大人は言ってくれるようになったけど、実際のところ、どうしたらいいのかわからない。子供も親も身もだえしながら”自分なりの生き方”探してる。(西野さん談(*))
…という現実です。
学校に通うという《フツーの道》以外の選択肢が(多くの場合)用意されていない!のですよね。
(*)西野所長の言葉をうろ覚えで書いてるので細部は違っていると思います
《居場所》があることの大切さ…学校が唯一の選択肢ではない!
学校に《居場所》を見出せなかった子でも、自分らしく安心して居られる場所が用意されていれば…
子供が安心して傷を癒し、休み、自分と向き合える。
そうして自分らしい在り方や自分のペースを取り戻していける場…
『ゆめパ』は、その理想的なモデルの一つだと感じました。
不登校は【問題】ではない。でも【苦しい】。だから…
「不登校になるのは【問題】や【悪い事】ではない」
これは私も講座や個人セッションなどでずっと言ってきた事です。
学校という画一的な場に馴染めないのは、感受性が高かったり、自分で考える力が強い子にとって当たり前じゃない?
・皆と同じ事・同じペース・同じやり方を強制されるのが苦痛
・ずっと机の前に座っている事が難しい
・学校の授業に意味や意義を見出せない
・勉強する事に理由や目的を見出せない
…なのに自分の意思を押し殺して言われた通りに学校に通い続けなければいけない…
それができなくなるのは(ある種の子達にとっては)無理もない事で。
むしろ成長の過程で必要な事ではないか、とすら思います。
“色んなことが積み重なって、ある日突然行けなくなる
その明確な理由なんて言える人はいないんじゃないかな”
というような事を映画に登場する女の子が話していました。
一番苦しいのは本人です。
そんな風に傷つき・弱り・迷い・不安と恐れの中にいる子供に必要なのは何でしょうか?
「行きなさい」と責めて強制したり
「なぜ皆と同じように通えないの?」と詰問する事ではないハズです。
傷を癒やし、自分と向き合い、折り合いをつけるための時間を取らせてあげること。
そのためには、まず親や周りの大人がその子を無条件に信頼してあげられること。
そんな【環境】を与えられた子は、その子のタイミングで立ち上がり、自分の道を探せるようになる。そして《自分軸》で生き方を選択できるようになる…
そのことを親が信頼していること。
親自身がそんな【環境】であり【居場所】であることが何より大切なのではないでしょうか。
親としてまだまだ至らない私自身も、そんな【環境】になれたらと思います。
自分軸で意味や意義を見出せる子が発揮する途方もない力
“自分で学校に行く《意味》や《意義》を見出して復帰した時、凄いことが起きる”
…映画の中で【木工の達人】さんが話していた事です。
もちろん最終的に学校に戻らないという選択でも、それが《自分と向き合って決めた事》なら良いのだと思います。
何のために学校に行くのか・何のために勉強するのか?
その目的意識・やる意味や意義を自分で見出し、自分で決められるという事が重要。
・やりたい事で生きていくために大学に行く
・行きたい学校の偏差値が高かったから勉強をする
・宮大工になるために専門の道に進む
・問題が分からないのが悔しいから出来るようになりたくて…
…これらは全て自分の中から出てきた《内発的な動機》です。
強制されたり流されて学校に通っているのと、
夢を叶えるために必要だと気付き、自分で行こうと決めているのとでは全然違います。
その子が発揮する力も、結果として得られる学びや成長や成果も。
自由に幸せに生きられる大人になっていくために
そして「自分で決められるという事」こそが《自由》な在り方ですよね。
《自分軸/創造主の生き方》
何をやるの?:自分がやりたい事を
何のために?:自分が得たい結果のために
誰が決めた?:自分でやると決め自分の責任でやる
…これが自分の人生の創造主として、自由に生きるために必要な在り方。
でも私たちは多くの場合、その真逆を(良かれと思って)子供にやらせてしまっている…
《他人軸/奴隷・被害者の生き方》
何をやるの?:押し付けられた行動/皆がやってる事を
何のために?:叱られないため/普通から外れないために
誰が決めた?:親や先生・世間の常識・社会のルール
…これを続ければ
「自分が何をしたいのか分からない」
という大人になっていきますよね。
「心の奥底で望んでいる生き方を自分に許可できない」
「我慢する事を自分にも他人にも強いている」
「悪い事が起きると他人や環境のせいにする」
…というのもそう。
そういった奴隷マインド/被害者マインドに囚われ、
苦しんで生きている親たち大人達が今の社会には沢山います。
(私も35歳でヒーリングに出会うまではそうでした)
そして子供達はその姿を見て「その生き方が当たり前なんだ」と刷り込まれながら不自由に育っていく…
次世代の子供達がその連鎖を抜け出して自由に生きられるようになるには、
どうすれば良いでしょうか?
子供は本来「もっと知りたい・学びたい」生き物
“勉強は好き。だけど学校の退屈(ヒマ)な勉強が嫌い。
ノートに書き写すだけの授業に意味を見出せない。”
…映画の中である子がこんな事を話していました。
これを大人はサボりの口実だと決めつけてしまうかもしれません。
でもこういう感覚を持つ子こそ《意識が高く》て《学びへの意欲が旺盛で貪欲》だと思いませんか?
実際その子たちが学校の勉強の代わりに『ゆめパ』のフリースペースでやっている木工細工や生き物の勉強・研究と、その考察は、大人が舌を巻くほどレベルが高い…《天才》なんですよね。
そして本来は全ての子供が《旺盛》で《貪欲》で《天才》だと思うんです。
何でも知りたがるし、やりたがるし、挑戦したがる。それが子供本来の姿…うちの下の子たち(4歳と6歳)を見ているとそう感じます。
そんな子のやる気を削がず、伸ばしてあげられたらスゴい事になると思いませんか?
終わりに:子供の無限の可能性を引き出す【環境】とは?
それは…
・親や周りの大人が自分軸で、自由に、幸せに生きている事。
そして
・言葉だけでなく《生き方》で
「自分の生きたいように自由に生きていいんだ!」
「生きる事は楽しい!」
「人生という冒険を楽しもう!」
と伝えられる事だと私は思っています。
映画でも
“《大人も主体的で常識から自由になる事》が求められる”
と西野所長が語るシーンがありました。
(コロナ禍対応で園を閉鎖するか開け続けるかの選択を求められた時のエピソード。右へ倣え的に政府の要請に従うのではなく、情報を広く集め、情勢を冷静に見て閉めないことを決めたそうです)
私の活動が目指しているのも
「自分軸で自由に生きるのが当たり前の世界の実現」
というビジョンです。
ヒーリング・ボイジャータロット・空間マジック(おそうじ風水)・起業&ビジネスサポート…その全ては
「まず私たち大人が自由に生きられるようになる事」
に繋がっています。
そして小さな頃から、そんな自由な親の生き方・在り方を見ながら育った子供は、私たちを軽々と追い抜いて行くでしょう。すべての子供達は(そして大人達も)無限の可能性を持っているのだから。
映画『ゆめパのじかん』を観てその確信が更に深まりました。
私たち大人が人生という冒険を楽しみながら挑戦と成長を続け、夢を叶えていく。
それが世界をもっと楽しい場所にし、
次世代の子供達と人類の進化・覚醒にも繋がっていく…!
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次の記事では…
この記事で書ききれなかった事、別記事に書きます。
・問題ではないと分かっていても自分の身に起きるとパニックになる…そんな時どうする?
・「この子を直してください」という親にこそヒーリングが必要って?
本記事の音声バージョンはこちら↓併せて聴くと理解が深まりますよ。
関連情報:上映会主催者様/映画・施設の公式サイト
上映会の主催者様について
この上映会は以下の2団体様によって開催されていました。
素晴らしい会を有難うございました。
Komorohana(コモロハナ)さん
Instagram: https://instagram.com/komorohana/
小諸市の子育てサークル。
ohanaはハワイ語で“家族”の意味です。
子育てをがんばっている方や、子育てを応援してくれる方たちと大きな家族のようなつながりを作れるよう願いをこめて⭐
(Instagramのプロフィール文より引用)
uni×uni(ウニウニ)さん
Instagram: https://www.instagram.com/uniuni819/
小諸市で古民家を解放して居場所を作りました✨
【笑顔】になれる居場所作りを目指し修行中です😌💓
不登校も発達障害の有無も関係なくみんなで楽しもう!
大人のみ、親御さんのみも歓迎!お気軽にお問い合わせ下さい😊
(Instagramのプロフィール文より引用)
映画『ゆめパのじかん』
2022/日本/90分/日本語/カラー/ドキュメンタリー
監督・撮影:重江良樹
公式サイト http://yumepa-no-jikan.com
川崎市子ども夢パーク
公式サイト: https://www.yumepark.net