高校生の娘に伝えたい大切な事
高校3年生の次女(以下「はーちゃん」)が最近アルバイトを始めました。
某大型ホームセンターのレジ係です。
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はーちゃんと初めて会ったとき、彼女はまだ小学3年生でした。
真由美さん(はーちゃんのお母さん)と結婚することが決まり、
その娘二人に挨拶をして食事をした日でした。
とても小さくて細くて繊細そうな子だなぁ…というのが第一印象。
一緒に暮らし始めてもその印象は変わらず、
人付き合いが苦手で引っ込み思案でセンシティブでナイーブで…
血は繋がってないのに、妙なところが私と似ているな〜と、
苦笑しつつ、共感しつつ、見守ってきました。
似ているところがあるので、
家族の中で話が一番合いました。
はーちゃんが好きな漫画やアニメを、オタクの私も結構知っていて。
マニアックな話で盛り上がれる貴重な仲間が家族内に出来て、私も嬉しかったんです。
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そんなはーちゃんも、
彼女の妹となる三女・四女が生まれ、
彼女も中学・高校と進学していき、
少しずつ成長し、自分を確立していました。
彼氏ができて、
アルバイトを始め、
しかもそれを楽しそうに続けいているのを見た時、
私たち両親は喜びつつも、驚いていましたね。
あんなに繊細だった子が…!って。
子供はいつの間にか大きくなって、
自分の足で立って歩いていくんだなあ…
嬉しいのと、寂しいのとが
入り混じった氣持ちです。
(もちろん嬉しいが大きいですよ)
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そのはーちゃんをウチから7km離れたバイト先に送るのが最近の私の日課です。
はーちゃんはまだ車の免許を持ってないのです。
7kmなら自転車で通えないこともないよね…と最近ロードバイクに乗り始めた私の感覚では思っちゃいますが、長野の道はガタガタだし、冬は寒いし道が凍って危ないしね。
で、その車の中で色んな事を話すんですが。
好きなアニメとか音楽とかいった軽い話題でも娘と交流できるのは楽しいのですが。
私には自分の子供達に一番伝えたい事がありました。
私が十代の頃にこれを知っていたら、
どんなに人生がラクで楽しかったか…!
これこそ義務教育課程に入れるべき最重要科目だろ…!
と、本気で思っている事。
《現実創造の仕組》と、それを《地球上で実践するコツ》です。
人生は、現実は、全て自分が創っている、
自分が何に意識を向けるかで引き寄せるものが決まる、
ということです。
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だから…
自分にとっての幸せとは何なのか。
自分が欲しいものやことは何なのか。
自分はどんな風に生きたいのか。
自分はどうあるのが理想なのか。
…そこに意識を向けよう、常に問い続けよう。
意識を向ければ答えやヒントが引き寄せられてくるから。
ということです。
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まあ、こんな話を子供に大真面目に語っている親なんて今の日本にはほとんどいないと思います。
世間一般的には「オカルト」とか「なにそれ宗教?」って避けられそうなテーマですしね。
でも、この宇宙の摂理を理解して実践できるようになることが、
その人の幸せのためには何より大切じゃないですか?
そして、これは言葉で伝えようとするより、
親たち自身の生き方、日々発している言葉や波動で、自然に伝わっている事ですよ。
伝わっていたらいいな…でもなかなか難しいよね…って思ってました。
でもね、思春期真っ盛りで親の言うことなんか聞かないのが当たり前な年代のはーちゃんが、
この話を結構しっかり受け取ってくれてるんですよ。
そして理解も普通にしているみたいです。
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改めて、思い知らされましたね…
子供を舐めんな!って。
お前ら大人と一緒の物差しで勝手に子供の限界を決めてんじゃねーぞ!って。
いろんな事が分かったつもりで子供に教えようとしている私の方が何も分かってないし、実は教わるのは親の方なんじゃないの?って。
とか言いつつ、
はーちゃんに伝えたい大切なことがもう一つあるんです。
それは…
「最初から一生続けたい大正解の仕事なんて見つからないのが普通」ってこと。
だから…
「違う!と思ったら辞めていいし、その体験の全ては無駄じゃない、貴重な経験で学びになるからね」ってこと。
そして…
「その間違いや失敗を通して自分が本当にやりたい事を少しずつ明確にし、少しずつ正解に近づいていけばいいよ」ってこと。
「逃げたくなったら、辞めたくなったら、いつだって帰ってくる場所はここにあるよ」ってことです。
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これは20年間サラリーマンとして勤めつつ、落ちこぼれ、精神と身体を病みながらもその仕事にしがみついていた私だからこそ、声を大にして子供達に言いたいことですね。
子供達の無限の可能性に幸あれ。